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FASHION

コラムVol.11『UNIQLO AND LEMAIREのフィナーレに酔いしれる』

 

ルメール・ヒストリー

 

日本が世界に誇るファッションブランドUNIQLOが、2015年から「ユニクロ アンド ルメール(UNIQLO AND LEMAIRE)」と題し、コラボしているのが「Christophe Lemaire」。イヴサンローランのデザインスタジオで経験を積み、ラコステのアーティスティックディレクター、エルメスのウィメンズアーティステックディレクターを歴任した、クリストフ・ルメールというデザイナーが自身を冠して設立したのが「Christophe Lemaire」。その機能的でありながらディテールまで繊細にデザインされたコレクションは、ヨーロッパを中心に世界的に評価されている。

 

 

UNIQLO AND LEMAIREの実力

 

2015年の秋冬、UNIQLO AND LEMAIREの第一弾は品質と価格のバランスにこだわった商品を展開。洗練され、エレガントでありながら適度なリラックス感と着心地の良さを持ち合わせる、今の時代を反映した進化した日常着を提案した。その人気ぶりは朝からUNIQLOに開店待ちの行列ができるほどのものだった。また、昨年からの人気は冷めることなく、UNIQLO AND LEMAIRE第二弾として、34日に全国一斉発売となった。今シーズンは、1,990円からというコスパの良さは継続し、コットン、シアサッカー、シャンブレー、オックスフォードといった着心地のいい素材とコットンカシミヤが使用された。カラーリングはジンジャー、ブルーグリーン、アッシュグレイなどをベースに、深みのあるブラックと鮮やかなホワイトがカラーリングのアクセントとなっている。ウィメンズはシャツとニットのバリエーションが豊富で、メンズは組み合わせでセットアップになるアイテムが多く販売された。

 

 

UNIQLO AND LEMAIRE×ストリートファッション

 

ストリートでは、そのシンプルなカラーリングを上手く使い、他のブランドのアイテムと合わせたコーディネートはもちろん、全身UNIQLO AND LEMAIREで統一させたコーディネートも目を引く。綺麗なシルエットで、かつシンプルなカラーリングは、シックで上品な大人っぽさを演出するコーディネートにもってこいだ。また、意外と相性が良いのがデニムパンツなどのカジュアルなアイテム。シンプル×シンプルのコーディネートだが、帽子や眼鏡、ヘアスタイルでポイントを効かせればお洒落上級者のコーディネートに仕上げることができる。

 

 

エブリデイをキーワードに、家の中でもスタイリッシュで心地よく、街に出てもステキな、24時間・7デイズ、毎日着られる服を目指したUNIQLO AND LEMAIRE2度目のコレクションにして、今シーズンがラストコレクションとなってしまう。UNIQLOの「毎日着られる服」に、LEMAIREの「クリエイティビティー」というエッセンスが織り込まれたアイテムは、今シーズン一番のシンプルで、着心地がいいコレクションといえるだろう